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オーディオ機器やPC等の動向も予測

2020年に日本の“4K化率”は7割超え − JEITAがAV&IT機器世界需要動向を調査

公開日 2016/02/17 19:45 編集部:小野佳希
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こうした状況を受け、2020年までにステレオセットは2.2%、デジタルオーディオプレーヤーも9.9%の市場縮小となる見込み。ただし、特に日本ではハイレゾ製品による一定の需要があることなどにも触れ、ステレオセットはDSDネイティブ再生など製品強化による他機器との差別化で市場維持に向かい、デジタルオーディオプレーヤーは音質を追求するユーザーや容量/バッテリーを気にするユーザー、スポーツユーザーを取り込み徐々に安定需要へ向かうだろうとした。

ステレオセットの市場動向

地域別の概況と市場環境の説明


オーディオプレーヤーもスマホの影響で縮小傾向が続いていく

ホームシアター音響システムは、2020年まで伸び率0.1%とほぼ横ばい推移と予測。先進国では需要が低迷するも、新興国を中心としたサウンドバー需要が市場を牽引することで横ばい推移するだろうとした。

ホームシアターシステムはサウンドバーの需要がそのほかの需要減を補うことでほぼ横ばいのみ込み

■PCやタブレットにはスマホの高機能化/大型化が影響

そのほか、パソコンとタブレット端末は世界規模ではどちらも横ばい傾向で推移する見込み。スマートフォンの普及や高機能化、画面サイズ大型化の影響を受けるものの、法人向け需要や新興国地域での需要増がそれを補う方向で進むだろうと説明した。

PC/タブレットの動向予測

カーエレクトロニクスについては、カーナビ、カーオーディオのどちらか一方がほぼすべての自動車に搭載されるため、自動車そのものの販売台数に需要がリンクするという事情を紹介。

カーAVの市場動向解説

今後はスマートフォンなどの可搬型情報端末の普及に伴い、スマートフォンのナビ機能を用いた簡易ナビのニーズが増加していくことから、カーナビ需要は微減、カーオーディオは微増し、全体では横ばいから微増で推移していく傾向だろうとした。

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