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海上忍が速攻テスト

【レビュー】AirPlayやコンテンツ共有機能を強化、AV機能を高めた「iOS 4.3」を試す

公開日 2011/03/10 11:54 海上忍
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■iTunesホームシェアリング

iTunes ホームシェアリングは、iTunes 9以降サポートされているコンテンツ共有機能。同じLANに接続している最大5台のコンピュータ間で、iTunesライブラリに蓄えられた音楽やビデオなどを相互利用できる。この機能を利用するには、iTunes 9以降または第2世代のApple TV、インターネットに接続した有線/無線LAN、そしてiTunes Storeにアクセスするためのアカウント「Apple ID」が必要だ。

iTunes ホームシェアリングを有効にするには、Apple IDが必要

今回リリースされたiOS 4.3には、そのiTunesホームシェアリングのクライアント機能が追加された。iOSデバイス上のコンテンツは公開できないものの(サーバ機能未装備、ただし前述のAirPlayで出力可能)、「iPod」や「ビデオ」などのiOSアプリから直接iTunesライブラリをブラウズできる。

わかりやすくいうと「同期の作業なしにiPhone/iPadからパソコン上の音楽や映像を視聴」する機能が追加されたのだ。なお、iOSデバイスでホームシェアリング機能を利用するには、iOS 4.3へのアップデートはもちろん、パソコン側でもiTunes 10.2へのバージョンアップが必要だ。

iTunes ホームシェアリングのサポートでiOSデバイスを使ったオーディオ/ビデオの楽しみ方は広がったが、そろそろ名称と機能が混乱するユーザが現れてもおかしくない。Appleが提供する似て非なる機能/サービス、RemoteとAirPlay、そしてホームシェアリングの違いを下表にまとめたので参考にしていただきたい。なお、AirPlayはパソコンのiTunesから行うこともできるが、下表はiOSデバイスのAirPlay機能を指している。

表:RemoteとAirPlay、ホームシェアリングの違い
  Remote AirPlay ホームシェアリング
無線LAN 必要 必要 必要
インターネット接続 不要 不要 必要
AppleID 不要 不要 必要
iTunes 必要 不要 必要
コンテンツの所在 パソコン iOSデバイス パソコン
DRM付コンテンツの再生
音声出力 パソコン Apple TV※ iOSデバイス
映像出力 パソコン Apple TV iOSデバイス

※AirMac ExpressおよびAirPlay対応オーディオ機器での音声出力も可能

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