TDK Life on Record“プレミアムシリーズ”開発者に聞く − ヘッドホン＆イヤホンの「音づくり」の秘密

iPhone対応コントローラーを搭載した「TH-ECSP950BBK」

− iPhone/iPod/iPadコントローラー付モデル「TH-ECSP950BBK」の特徴を教えてください。

ジョン：「TH-ECSP950BBK」についても“プレミアムシリーズ”の品質基準に沿った、原音に忠実なサウンドを実現しています。高性能なダイナミック方式のドライバーを搭載したことにより、明瞭な高域と豊かな低域再生を可能にしています。チューニングは自社のオーディオリサーチラボで行い、破綻や暴れのない、理想的な音響カーブ特性を持つサウンドに仕上げています。あらゆるジャンルの音楽を、どんなボリュームレベルで再生しても、良好なバランスのサウンドを気持ちよく聴いていただけると思います。

クリス：ケーブルにはiPhone/iPod/iPadのリモコン操作ができるコントローラーを搭載して、音楽リスニングと通話との間のシームレスな使い勝手を実現しました。着信時の受話と通話終了、音楽再生時のトラック送りやボリュームなど、手元のコントローラーで様々な操作が行えます。

本体は人間工学に基づいたデザインと、Complyの低反発イヤーチップも同梱して、長時間使っていても快適なリスニングと装着感を実現しました。ケーブルの外装には特殊なコーティング処理を施していますので、不要なタッチノイズや“からみ”を防ぐことができました。

外観は艶のある上質な質感に仕上げました。幅広い音楽ファンに満足いただけるイヤホンが完成したと自負しています。


− 「TH-EB900」から音質面で変更された部分はありますか。

ジョン：EB900はプレミアムシリーズが生まれる以前のモデルです。一方で950BBKは、“プレミアムシリーズ”の基準に合わせた音づくりをしているのが特徴です。


“プレミアムシリーズ”は今後どのように進化していくのか

− 高音質ワイヤレスオーディオ技術“Kleer”採用のヘッドホン「TH-WR700」をはじめ、TDK Life on Recordでは先端のオーディオ技術を積極的に自社製品に採り入れてきたイメージがあります。

クリス：私たちはいつも新しいオーディオ技術を製品に採り入れることができないか、貪欲に挑戦しています。当社が設けている基準やコンセプトに合致し、なおかつユーザーのニーズに応えられる技術、リスニング体験を豊かにできそうな技術であれば、いつも積極的に採り入れたいと考えています。


− プレミアムシリーズの、今後の商品展開についてはどんな計画がありますか。

クリス：現在はバランスド・アーマチュア型イヤホンについて、ミドルクラスのレンジの商品も含めて、ラインナップを拡充したいと考えています。もちろん、マニアの方々に注目していただけるよう、プレミアムモデルのレベルアップにも注力していきます。


− バランスド・アーマチュアタイプのイヤホンについては、今後トリプル・ドライバー搭載機の登場なども有り得るのでしょうか。

クリス：すぐには考えていませんが、よりレベルの高い製品をつくるための音質、技術の検証には休むことなく取り組んでいます。


− 最後に、日本のTDK Life on Recordブランドのユーザーとファンにメッセージをお願いします。

クリス：常にバランスの良いチューニングを目指している“プレミアムシリーズ”のヘッドホン、イヤホン製品のサウンドは、日本の音楽ファンの皆様にも必ず満足いただけると確信しています。ぜひお楽しみください。


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