【特別企画】誠実に作った本格イヤホン
実は注目の優秀モデル!エレコムの“ハイレゾ”イヤホン「EHP-CH2000/CH2000S」を聴く
■実際に聴いたら「ハイレゾ対応」として納得の優秀イヤホン
本当に正直に言うと、エレコムが「ハイレゾ対応」を謳うイヤホンを発表したとの第一報の時点では、少し不安を覚えた。エレコムはこれまでにも多くのイヤホンを長らく展開し続けてきており、イヤホンメーカーとしての実績はある。だが同社が得意分野としてきたのは主に、パソコンやスマートフォンの「周辺機器としてのイヤホン」という需要に向けた製品だったというのが僕の印象だ。完全にオーディオファンに向けた製品としては、今回紹介するハイレゾ対応「EHP-CH2000/CH2000S」が初めてなのではないだろうか。
大変失礼な話でいまとなっては頭を下げるしかないのだが、このモデルが単に「ハイレゾ対応」を商機と捉えてそのスペック(高域再生40kHz超)をクリアしただけのものなのか、それともこれをオーディオ参入の好機と捉え、真剣にオーディオに取り組んだものなのか、そしてその完成度はどうなのか、判断しかねたのだ。
前置きが長くなったが、実際同じように感じていた方も少なくないのではないだろうか。しかしいま、実際の製品を手にして聴いた印象としては、「EHP-CH2000/CH2000S」は後者にして完成度も十分。つまりこのモデルは、スペック上だけでのハイレゾ対応ではなく真剣にオーディオに取り組んだものであり、真剣なオーディオ機器として評価するに値するだけの力を備えていると納得させられた。
いや、それどころか1万円前後というこの価格帯では、優秀なモデルのひとつと言える。続いて、その「納得」「優秀」について説明していこう。
本当に正直に言うと、エレコムが「ハイレゾ対応」を謳うイヤホンを発表したとの第一報の時点では、少し不安を覚えた。エレコムはこれまでにも多くのイヤホンを長らく展開し続けてきており、イヤホンメーカーとしての実績はある。だが同社が得意分野としてきたのは主に、パソコンやスマートフォンの「周辺機器としてのイヤホン」という需要に向けた製品だったというのが僕の印象だ。完全にオーディオファンに向けた製品としては、今回紹介するハイレゾ対応「EHP-CH2000/CH2000S」が初めてなのではないだろうか。
大変失礼な話でいまとなっては頭を下げるしかないのだが、このモデルが単に「ハイレゾ対応」を商機と捉えてそのスペック(高域再生40kHz超)をクリアしただけのものなのか、それともこれをオーディオ参入の好機と捉え、真剣にオーディオに取り組んだものなのか、そしてその完成度はどうなのか、判断しかねたのだ。
前置きが長くなったが、実際同じように感じていた方も少なくないのではないだろうか。しかしいま、実際の製品を手にして聴いた印象としては、「EHP-CH2000/CH2000S」は後者にして完成度も十分。つまりこのモデルは、スペック上だけでのハイレゾ対応ではなく真剣にオーディオに取り組んだものであり、真剣なオーディオ機器として評価するに値するだけの力を備えていると納得させられた。
いや、それどころか1万円前後というこの価格帯では、優秀なモデルのひとつと言える。続いて、その「納得」「優秀」について説明していこう。
次ページ“ハイレゾ対応”を実現したエレコムの技術的側面に迫る