[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第128回】Apple Musicのラインナップを “声オタ目線” で調査してみた結果
全! 滅!こ…この結果には「読み取れるポイント」なんてものはありもしないッ!レーベルごとの傾向がどうだとかみたいな話もできるわけがないッ!この記事オワタ…。
という結果に終わったのだが、アニメ・声優曲に興味があって他のジャンルや洋楽には興味がない。または逆にアニメ・声優には興味がないといったパターンの方にも気に留めておいてほしいのは、自分が興味のない曲の存在も、自分が興味のある曲を含めた配信サービス全体の発展と継続には不可欠ということだ。
一般層に向けたサービスのカタログにはジャンル不問の総合力が問われる。それによって幅広い層に認められ利用されてこそ、サービス全体が盛り上がり、偏ったジャンルの品揃えにまで充実が及ぶのだ。「アニソンとか聴かないし」とか「デトロイト・テクノとかなくていい」といったような他人事ではない。また聴き放題だからこその新しい音楽との「出会い」にも幅広いカタログは不可欠だ。
思えば国内での開始当初のiTunes Music Storeは、現時点のApple Musicよりも厳しいラインナップだった。それが現在では見つからない曲の方が少ないほどの充実度に達している。Apple Musicもいずれその域に達してくれるものと期待しておきたい。
高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi 趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。 |
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