【特別企画】ワイヤレスで自由になろう
軽快なのに音はヘビー級! Skullcandyの最新イヤホン/ヘッドホン3機種レビュー
【2】REX40ドライバー搭載ヘッドホン「Grind Wireless」
ブランドのサウンドポリシーを、最もわかりやすく形にしたヘッドホンが「Grind Wireless」だ。同社ハイエンドモデルでも採用される「REX40」ドライバーを搭載。フラットなバランス感覚を備えながら、音楽の聴かせ所をしっかりとつかまえたサウンドが様々なジャンルの音楽に合う。例えば3ピースのジャズバンドによるセッションでは、それぞれの楽器の音色の持ち味、プレーヤーによる演奏の個性を鮮やかに引き出した。
スカルキャンディーのワイヤレス製品は、いずれもペアリングの状態を音声ガイドで知らせてくれるので、ハンドリングがシンプルで扱いやすい。多くのユーザーから寄せられた製品に対する要望が、ものづくりにも丁寧に反映されているのだろう。
オンイヤースタイルの「Grind Wireless」は、装着時の側圧を控えめに抑えながら、力強い低音のインパクトを漏れなく伝えてくる高い密閉性を特徴としている。それに遊び心あふれるデザインもいい。さらに、ハンズフリー通話や音楽再生のリモコン操作への対応にも抜かりはない。
【3】ライトウェイトなスポーツイヤホン「XTfree」
そして3つめの製品は、女性にもやさしいライトウェイトなスポーツイヤホン「XTfree」だ。イヤーチップとフィン状のサポーターにより装着時の安定感を高める「TripleLock」テクノロジーを採用する。通常のイヤーピースから、先端が三つ叉に分かれた「アンビエントイヤージェル」に交換すると、イヤホンを装着したままでも周囲の音がきこえやすくなり、スポーツをしながらでもより安全に音楽リスニングが楽しめる。
本体には汗や雨ぬれに強いナノコーティング処理を施した。中高域の表情はシャキッとして精悍。低音もかなりのパワーが出せるので、気分をアゲて挑みたいスポーツシーンに元気をくれるサウンドだ。
スカルキャンディーでは自社にR&D部門を設けて、オリジナルのドライバーも積極的に開発している。また、Bluetooth対応のヘッドホン・イヤホンはいずれもアンプを内蔵しているので、アウトドア中心の音楽リスニングシーンでも十分に力強く、ディテールまで正確に捉えたサウンドが自然に飛び込んでくる。
理想とする“いい音”を、一切の妥協を捨てて追求してきたブランドだ。どれもが個性派揃いで、本格派。スカルキャンディーの多彩なラインナップは、いずれもちょっと手を伸ばしてみたくなる価格で展開されているのも嬉しい。これから全米トップブランドが日本の音楽ファンにもたらすであろう、インパクトの大きさは計り知れない。
【問い合わせ先】
Skullcandy Japan合同会社
TEL/03-6418-7945
(特別企画 協力:Skullcandy Japan)
本記事は、「プレミアムヘッドホンガイド Vol.16」の掲載記事を転載・加筆したものです。「プレミアムヘッドホンガイド」の詳細はこちら。