ただし一点だけ問題も
【レビュー】iOS 12でついに対応、「GoogleマップでCarPlayカーナビ」がかなり使える!
アップルからiOS 12が提供開始され、多くの機能が追加された。
その中でも、一見地味ながら「これは便利になりそう」と期待していたのが、「CarPlay」でサードパーティー製の地図アプリが使えるようになる、ということだった。
CarPlayがどういうもので、どういうことができるかは、この春に書いたレビュー記事で説明した。かんたんにまとめると、カーナビとiPhoneを接続し、通話やメッセージ音楽再生を、iOSライクな操作+音声で快適に使える機能だ。また地図アプリを使ってカーナビゲーションが行えるのも特徴の一つだ。
ただしこれまでのCarPlayは、ナビに使えるのがアップル純正の「マップ」アプリだけだった。機能は貧弱、提案してくるルートの精度も低く、はっきり言ってカーナビとしては使い物にならなかった。
それが今回のiOS 12では、ついに純正だけでは無理と悟ったのか(?)、地図アプリをサードパーティーにも開放。そして、あの「Google マップ」アプリが満を持してCarPlayに対応した(関連ニュース)。平たく言うと、Google マップがCarPlay対応のクルマやカーナビ機器で使えるようになったということだ。
さっそく試してみた。iOS 12にアップデートしたiPhone Xを、USBケーブルでフォルクスワーゲンのCarPlay対応純正ナビ「Discover Pro」(9.2インチ)に接続。すると自動的にCarPlayが起動する。
あとはかんたん。アプリ一覧画面からGoogle マップを立ち上げるだけだ。目的地の設定はiPhone側で行っても良いし、CarPlayのアプリ画面左上からも行える。
■音声で適当に話しても正確に目的地を表示
このときに便利さを実感したのは、かなりアバウトな語句入力や音声入力でも、高い精度で目的地を設定できることだ。
たとえば「吉祥寺の西友」「池袋のKAMO」などと言うだけで、正確な場所が表示され、すぐにルート探索に移れる。このあたりの精度はスマホ版のGoogle マップと同じなので、ふだんアプリをお使いの方は、あの快適さがCarPlayでも使えるようになったと言えば伝わるかと思う。正確な住所や施設名でなくても検索でき、その精度が高いというのは、本当に便利だ。
余談だが、フォルクスワーゲンのDiscover Proは「これが2018年の純正ナビか」と嘆息するほど出来が悪い。特に目的地設定の入力が非常にわかりづらく、間違えて最初からやり直しになって、ストレスが溜まることもしばしば。しかも「え、この施設名で検索できないの?」と驚くほど、地図データも貧弱だ。
それに比べると、Google マップの地図データの豊富さ、柔軟な検索語句への対応は、まさに異次元の出来映え。これだけで、Google マップをクルマでも日常的に使いたいと思えてくる。
その中でも、一見地味ながら「これは便利になりそう」と期待していたのが、「CarPlay」でサードパーティー製の地図アプリが使えるようになる、ということだった。
CarPlayがどういうもので、どういうことができるかは、この春に書いたレビュー記事で説明した。かんたんにまとめると、カーナビとiPhoneを接続し、通話やメッセージ音楽再生を、iOSライクな操作+音声で快適に使える機能だ。また地図アプリを使ってカーナビゲーションが行えるのも特徴の一つだ。
ただしこれまでのCarPlayは、ナビに使えるのがアップル純正の「マップ」アプリだけだった。機能は貧弱、提案してくるルートの精度も低く、はっきり言ってカーナビとしては使い物にならなかった。
それが今回のiOS 12では、ついに純正だけでは無理と悟ったのか(?)、地図アプリをサードパーティーにも開放。そして、あの「Google マップ」アプリが満を持してCarPlayに対応した(関連ニュース)。平たく言うと、Google マップがCarPlay対応のクルマやカーナビ機器で使えるようになったということだ。
さっそく試してみた。iOS 12にアップデートしたiPhone Xを、USBケーブルでフォルクスワーゲンのCarPlay対応純正ナビ「Discover Pro」(9.2インチ)に接続。すると自動的にCarPlayが起動する。
あとはかんたん。アプリ一覧画面からGoogle マップを立ち上げるだけだ。目的地の設定はiPhone側で行っても良いし、CarPlayのアプリ画面左上からも行える。
■音声で適当に話しても正確に目的地を表示
このときに便利さを実感したのは、かなりアバウトな語句入力や音声入力でも、高い精度で目的地を設定できることだ。
たとえば「吉祥寺の西友」「池袋のKAMO」などと言うだけで、正確な場所が表示され、すぐにルート探索に移れる。このあたりの精度はスマホ版のGoogle マップと同じなので、ふだんアプリをお使いの方は、あの快適さがCarPlayでも使えるようになったと言えば伝わるかと思う。正確な住所や施設名でなくても検索でき、その精度が高いというのは、本当に便利だ。
余談だが、フォルクスワーゲンのDiscover Proは「これが2018年の純正ナビか」と嘆息するほど出来が悪い。特に目的地設定の入力が非常にわかりづらく、間違えて最初からやり直しになって、ストレスが溜まることもしばしば。しかも「え、この施設名で検索できないの?」と驚くほど、地図データも貧弱だ。
それに比べると、Google マップの地図データの豊富さ、柔軟な検索語句への対応は、まさに異次元の出来映え。これだけで、Google マップをクルマでも日常的に使いたいと思えてくる。