【PR】スマホと繋ぐならAeropex、スマホなしで楽しむならXtrainerz
AfterShokzの「骨伝導ヘッドホン」でスポーツをもっと快適に! 耳を塞がない自由な音楽体験ができる2モデルをレビュー
本機をスマホと接続して音楽を聞いてみよう。まず、完全に耳がオープンなので、外の音も当然そのまま聞こえる。なんとも不思議な体験だが、Aeropexから骨伝導で流れる音楽と、鼓膜を通して聴こえる外の音が同時に分離して聴けるのだ。
気になる音漏れは従来機種「Air」と比べて50%減少されていて、屋外でランニングするシチュエーションなら、余程音量を上げない限り気になる事はないだろう。
肝心のサウンドも、RADWIMPS「グランドエスケープ (Movie edit) feat. 三浦透子」を再生するとピアノの音はしっかりステレオ感が出るし、女性ボーカルも立てて聴かせる。コーラスの自然な音の広がりも再現。KingGnu「白日」の男性ボーカルもクリアで、楽器の音まで帯域バランスは良好だ。
Aeropexはなんといっても、ワイヤレスであることが魅力。普段スマホで音楽を聴きながらランニングしているなら、Aeropexで決まりだ。
■水深2mでも使える“骨伝導デジタルオーディオプレイヤー”「Xtrainerz」
AfterShokzの骨伝導ヘッドホンのなかでも、用途特化型のラインナップなのが「Xtrainerz」だ。
一見するとAeropexに似たネックバンド型イヤホン風だが、4GBのストレージおよびオーディオプレーヤー機能を搭載した“骨伝導デジタルオーディオプレイヤー”だ。ワイヤレス機能や外部入力は搭載していないので、スマホなどと組み合わせる製品ではない。
本機の内蔵ストレージに楽曲を転送しておけばランニングはもちろん、IP68防水の密閉構造により、なんと水深2mの環境下で2時間まで使える驚きの性能を備えている。水は電波を遮るのでワイヤレス接続は利用できないが、通信を必要としない骨伝導のデジタルオーディオプレイヤーなら大丈夫……と考えると、実に理に適った製品なのだ。
楽曲の転送は、PCと接続してファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするだけ。MP3/WAV/AAC/WMA/FLACのファイルに対応するが、ハイレゾ音源には対応しておらず、再生時にはスキップされるようだ。
マルチファンクションボタンで再生/停止、音量+/-ボタンを長押しすれば曲送り/曲戻しができ、操作はシンプル。装着時の音声ガイダンスは日本語で、細部までよく作り込まれている所もポイントだ。
実際にXtrainerzを装着して水中で音楽を聴いてみると、正直にいって予想以上のサウンドで驚いた。音質も陸上で聴くサウンドに近く、歌声もクリアで、低音もズンとした振動で再現する。
スマホと接続しなくても単体で音楽を楽しめるXtrainerzは、「スマホと一緒に持ち歩くのは嫌」といったアクティブな方にぴったり。ワイヤレスヘッドホンにありがちな音切れの心配もなく、スマホから自由に音楽を楽しめる。シンプルだが使い勝手のよい機種で、水泳はもちろん、ランニングにもおすすめだ。
(折原一也)
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド vol.23 2019冬版」掲載の記事をベースに加筆したものです。プレミアムヘッドホンガイドは2019年12月23日よりヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオンなどの家電量販店ならびにフジヤエービック、e☆イヤホンなどの専門店などを中心に無料配布中。ぜひお手にとってご覧ください!
(協力:フォーカルポイント)