【PR】評論家・野村ケンジが音質と特徴を徹底紹介
超個性派の “1台2役”イヤホン、いよいよ店頭販売へ!オウルテック「KPro01」実力チェック!
また、USB Type−Cポートの端末と接続して音楽を聴くことも可能なので、Androidスマートフォンの音楽をデジタル有線接続で楽しむことも可能。さらに、9時間の連続再生やナノコーティングによるIPX5相当の防水性能、クアルコム製SoC「QCC3020」と専用設計のアンテナによる高い接続性の確保など、完全ワイヤレスイヤホンとして充分以上といえる利便性と最新のスペックを有している。
とはいえ、「KPro01」最大の魅力といえば、やはり声優“小岩井ことり”プロデュースによるサウンドとユーザビリティだろう。先に紹介した“有線イヤホンとしても使用できる音ゲー向けの完全ワイヤレスイヤホン”というコンセプトは彼女自身から提案されたアイディア。“単なるコラボモデルではなく、音作りも製品コンセプトにも深く関わりたい”という、オーディオマニアとしての側面も持ち合わせている彼女らしい熱い思いの詰まった製品といえる。
実際のところ、ポタフェスなど様々なイベント会場でご一緒させていただき、ヘッドフォン祭にて筆者(野村ケンジ)自身が企画したイベントステージにも出演いただいたことのある小岩井ことりさんだけに、製品にかける思いは充分に伝わっているし、諸手を挙げて応援したいところだが、今回はいちAVライターとして、あくまでも客観的な製品インプレッションをお届けしたいと思う。
■ガイド音声を多数の人気声優に切り替え可能
まず、イヤホン本体を手にした最初の印象はというと、なかなか巧みな作り込みだな、というのが正直な感想だ。
3Dプリンターで出力したというレジン製のイヤホン本体は、イヤーモニターのようなフィット感の良い形をしているし、デザイン面を見ても、たとえばフェースプレートは3平面を組み合わせたシャープな構造が採用され、同時に、KProの文字が刻まれた部分は螺鈿のようにキラキラとした輝きが与えられている。
しかも、その加工は内側から行われているので、凝った作りが上質さをさりげなくアピールしている。さらに、音質面でチョイスされただろう銀メッキケーブルの白さも、爽やかな色合いのブルーにとてもマッチしているように思う。
そうそう、市販モデルにはもうひとつのカラーバリエーション「パープル」が追加されている。こちら、単なるカラーバリエーションというだけでなく、ブルーは小岩井ことりさん、パープルは杉田智和さんのガイド音声がプリインストールされているというから面白い。
さらに、専用アプリを使いアップデートすることで、平山笑美さんや桐谷蝶々さん、郁原ゆうさん、渡部恵子さん、大関英里さんの声に変更することも可能となっている。このあたりは、さすが“声優”小岩井ことり企画製品ならではの、充実したサービス内容といえる。特に杉田智和さんのガイド音声は大いに楽しみだ(お借りしたサンプル機がブルーなのでインストールされていなかった)。
■サウンドチェック!「聴き心地良い」「絶妙なバランス」
さて、いよいよ肝心のサウンドをチェックしよう。まずは有線ケーブルから。DAPは、普段からリファレンスとして使用している、かつBluetooth接続の安定性も良いShanling「M6Pro」を使用した。
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