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重低音×ノイキャンで完全ワイヤレスが新たな頂点に到達。JVC“XX”「HA-XC91T」実力チェック!
そのノイズキャンセリングは、周囲に向け外側に配置された「フィードフォワードマイク」と耳に向け内側に配置された「フィードバックマイク」の二つのマイクを利用する、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング方式。ノイキャン性能で高評価を得ている製品の多くが採用する方式だ。
左右独立伝送技術を「Qualcomm True Wireless Stereo Plus」から「Qualcomm TrueWireless Mirroring」に世代交代させたこともポイント。前者は同技術に対応するスマートフォン等との組み合わせでないと機能しないのに対し、後者は接続相手を問わず左右独立伝送可能だ。この違いは大きい。
伝送コーデック周りではSBC/AAC/aptXに加え、新たにaptX Adaptiveにも対応。こちらはスマホ側の対応も必要だが、その条件が整えば大きな力を発揮してくれる。
■充電ケースの扱いやすさも向上
バッテリー周りも引き続き強力だが、ノイキャン対応もあり、先代とはスペックが違ってきている。ポイントは、
●ノイキャンオフの駆動時間は15時間から17時間に向上
●ノイキャンオンでも11時間駆動と最高クラスの性能
●ケース小型化に伴いケース込みでの合計駆動時間は減少
といったところだ。
今回のケースはサイズ感もフォルムや使い勝手もより一般的なものとなっており、普通の意味での扱いやすさは明らかに向上。その上で十分すぎるバッテリー駆動時間を確保できているのだから、実用的には強化されている。
他、さっとオンオフできるバスブースト、同じくさっと再生音量を下げつつ外音取り込みできるタッチ&トーク、通話やテレワークでのヘッドセット的な利用時に便利な片耳使用といった機能も、当然継承されている。
■十分なノイズキャンセリング性能と「最上級に上質」な重低音サウンド
では実際の使用感を確かめてみよう。
ノイズキャンセリングは、期待に応えて現在のノイズキャンセリング機として十分な性能を確保。周囲の騒音をしっかりと抑えてくれる。また、前述のとおりノイキャン機能オンでも連続再生11時間と最高クラスのバッテリー性能を実現しており、使い勝手にも抜かりがない。
加えて、ワンタッチで音量を下げるとともにマイクで外音を取り込み、会話をしやすくするタッチ&トーク機能も搭載。同機能では、イヤホン越しに聞こえてくる声の自然さも好印象だ。
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