【PR】確かな音質に上質デザインも兼備
音楽に寄り添う完全ワイヤレス、Bang & Olufsen「Beoplay EQ」の“完成形”を聴く
まず、手にして「おっ」と思ったのが、ワイヤレス充電に対応したアルミニウム製充電ケース。表面にきめ細かいアルマイト加工が施され、光を鈍く反射する。デザインも曲線と直線だけで構成されたシンプルなもので、佇まいは上品そのもの。
サイズは置いた状態で幅77×奥行40×高さ26mmと無理なく握れる大きさ。重さも50gと軽く、手にした際に指になじみ、毎日持ち歩きたくなる。これこそ、Bang & Olufsenの狙いで、「使うほどに味が出るエイジングデザイン」を目指したのだという。
ケースを開くと、タッチ操作対応の金属製フェイスプレートが正面に見えるようイヤホン本体が収納されている。このフェイスプレートは、中央にブランドロゴが奢られている。装着しようとケースを開く度にロゴが目に飛び込みブランドへの愛着が高まっていく。
Beoplay EQはイヤホン本体もデザインは秀逸。見える部分に金属、耳に接して見えなくなる部分に樹脂を用いており、上質さと機能性を両立した。本体サイズも見た目以上にコンパクトな仕上がりで、耳たぶにすっぽりと収まり、フィット感も高い。
片側8gで、一度装着すれば重みをほとんど感じない。IP54相当の防塵・防滴性能に対応し、汗や雨にも強い点も嬉しい。
再生時間が長いのも強みで、ANCをオンにして約6.5時間、充電ケースを併用すれば最大20時間もの再生が可能だ。毎日持ち歩く事を考えると、場所や条件を問わず音楽と触れ合えるのは頼もしい限り。
■追加されたANCの調整機能が使い勝手抜群
プロダクトとして完成されているように思えるBeoplay EQだが、発売当初、「ANC」と「透過(トランスペアレンシー)」について、調整機能が追加されるアナウンスこそあったものの、タッチ操作やアプリからANCオン/透過/ニュートラル(オフ)と切り替えることしかできなかった。
このたびアップデートにより調整機能が実装され、アプリから効果を3段階に調整できるようになった。つまり、バージョンアップを受け、ようやくBang & Olufsenが考えていた完成形となったのだ。
「ANC」はレベル1が最も効きが弱く、3が強い。レベルに応じて、機械的に外音を取り込むわけではなく、リスニング空間の静寂度合いが変化する。
例えば、レベル1ならわずかだが外音が聞こえて周囲の気配を感じ取れ、レベル3にすれば遮音された音場で音楽を楽しめる、といった具合だ。街中や乗り物など、様々な場面で試したところ、BGM的に音楽を聞き流すときは1が、音楽に没入したいときは3がマッチした。中間のレベル2は、BGM的に音楽を楽しみたいが、周囲がやや騒々しいときにちょうど良かった。
「透過」は、周囲の音をマイクで拾い外の音を取り込めるモードだ。レベル3が最も効果が強く、外音を積極的に取り込む。小さな音も大きくしてくれる、聞こえ補助のような状態で、例えば室内で作業に没頭したいが、荷物が届く予定がありチャイム音を聞き逃したくない、といった場合に便利だ。
しかし、外で使うにはやや過敏で、歩いた際に生じるわずかな風切り音や、普段は気にならない程度の乗り物の騒音も取り込んでしまう。中間のレベル2は、イヤホンをしていない素の状態に近く、周囲の気配だけでなく会話も快適に聞き取れる。室内利用にちょうど良かった。レベル1は、比較的騒音の大きい駅や繁華街での利用に最適。駅や電車内では、アナウンスをしっかり聞き取れた。
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