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【特別企画】スタイルや音質のトレンドを整理

いま注目の“ワイヤレスリスニング”をおさらい。オーディオテクニカのBluetoothイヤホン・ヘッドホンを知る

公開日 2017/07/04 10:00 山本 敦
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デザインも装着スタイルも様々なモデルが登場

ワイヤレスイヤホンは音質もさることながら、デザインや装着スタイルのバラエティにも富んでいる。最近では老舗のオーディオブランドだけでなく、スポーツやアパレルブランドもワイヤレスオーディオに進出してきた。

いま主流のカナル型のイヤーピースを採用するワイヤレスイヤホンは遮音性も高く、騒音に囲まれがちな公共交通による移動や、人混みの中でも静かに音楽に集中できる良さがある。もはや都市生活者の必携アイテムと言ってもいい。ヘッドホンに比べると身体に密着する面積が少ないので、暑い夏も快適に身に着けられる。キャリングポーチなどに入れればコンパクトに持ち運べる。

オーディオテクニカも、2009年にブランド初のワイヤレスヘッドホン「ATH-BT02」を発売して以来カナル型イヤホンタイプの製品を多数用意してきた。直近では人気のSound Reality Series “CKR”から、初のBluetooth対応機「ATH-CKR75BT」「ATH-CKR55BT」「ATH-CKR35BT」が登場。音にこだわったモデルをベースに開発されており、1万円台以下の入門価格帯の新たなスタンダードと言える製品になりそうだ。

ATH-CKR75BT(左)とATH-CKR55BT(右)。どちらも1万円台という手頃な価格でaptXにも対応。人気シリーズ“CKR”をベースに開発された、音にこだわった入門モデルだ

ワイヤレスイヤホンの中には本体を防水・防滴・防塵設計の製品が多くある。また身に着けた時に重さを感じさせないよう、アンプやバッテリーなどのパーツはネックバンドに配置して負荷を分散させるデザインを採用したスポーツイヤホンも人気だ。ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンの中には、本体のマテリアルやデザインに贅を尽くした老舗ブランドによる高級モデルも発売され話題を振りまいている。

たとえば「ATH-BT08NC」はネックバンドタイプで装着しやすく、さらにノイズキャンセリング機能付き。コンパクトなため持ち運びも気軽で、電車内やカフェなどで騒音フリーで好きな音楽に没頭できるだろう。ネックバンドタイプで低音に振ったサウンドが欲しい、ということであればSOLID BASSシリーズ「ATH-CKS990BT」も用意されている。

小さく軽量で持ち運びやすく、人混みのなかでもより使いやすいカナル型やネックバンドタイプ。「ATH-BT08NC」はさらにノイズキャンセリング機能を備え、外出先で好きな音楽に没頭するのにピッタリ

音楽リスニングにもっと集中したいのであれば、ワイヤレスヘッドホンがおすすめだ。イヤホンに比べて装着時の安定感やパッシブな遮音性能が高く、さらにアクティブ・ノイズキャンセリング機能やスマホアプリ、タッチセンサーとの連動機能などをひとまとめにした上級モデルも注目されている。ユーザーの個性を主張する刺激的なデザインのヘッドホンも数多くある。

ヘッドホンはワイヤレスの利便性を保ちつつ、より音質や機能を追求したモデルが多い

ヘッドホンタイプでは、後述するaptX HD対応フルデジタルモデル「ATH-DSR9BT」が最高峰に君臨。これまで培った技術と先進テクノロジーにより、ワイヤレスの概念を変えるサウンドを実現してくれるモデルだ。ファッション性をより重視する方にはカラバリ豊富な「ATH-AR5BT」などがフィットするだろう。

aptXやAACなどにも対応しつつ美しいカラバリでファッション性も高い「ATH-AR5BT」


ワイヤレスオーディオの「2つのトレンド」

そしてワイヤレスオーディオの最先端を語るうえで見逃せない「2つのトレンド」についても触れておきたい。

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