MM/MC対応のCR型フォノイコライザーを搭載
デノン、新フラグシッププリメインアンプ「PMA-SX1」
■MC入力端子にはインピーダンス切り替えも搭載
MC入力端子には、High/Lowの入力インピーダンス切り替えも装備。中〜高インピーダンスのカートリッジの他に、海外ハイエンドブランドのカートリッジに代表される2〜10Ω程度の低インピーダンスカートリッジにも最適な入力インピーダンスで対応する。
米田氏はPMA-SX1でMC入力を搭載した背景にも言及。「デノンのMC型カートリッジ『DL-103』は登場から50年を経て未だに現行製品です。およそオーディオ機器では類を見ないロングランモデルで、未だに多くのアナログファンに使っていただいています。インピーダンス切り替えについては、『High』ポジションはDL-103専用というくらいの意気込みで音質をまとめています。アナログブームとも言われていますが、音源がある以上はそれを楽しむ環境を整えていくのが我々の使命なのです」(米田氏)。
■インバーテッドΣバランス回路はデノンのお家芸
全段バランス回路を採用したPMA-SX1だが、フォノ入力をはじめ当然アンバランス入力も扱うことになる。本機ではバランス、アンバランスどちらの入力信号も変換回路を用いずに、ダイレクトにバランス構成の電圧増幅段に入力するバランスダイレクト設計を採用。インバーテッドΣバランス回路によってバランス化を行うことで、低歪み率、高S/Nを実現し、バランスアンプでありながらシンプルな信号経路を可能とした。米田氏は「POA-3000RG」から採用されているこのインバーテッドΣバランス回路を「デノンのお家芸とも言える技術」と表現していた。
■新たにバランス入力の極性切り替えスイッチを搭載
加えてバランス入力については、新たに極性切り替えスイッチを搭載。国産製品に多い3番HOT、輸入製品に多い2番HOTにもリアパネルのスイッチを切り替えるだけで対応できる。この点について米田氏は「なるべく変換を避けるという観点からすると痛し痒しですが、国産モデルでも3番HOTをとっているメーカーが減っている現状を鑑みて、極性切り替えを搭載しました」と胸中を明かしていた。
また、フロントスピーカーの共用など、ホームシアターシステムとの併用に便利なゲイン固定入力「EXT.PRE」入力端子を装備。AVアンプなどプリアウト出力と接続して使用できる。その他、REC入力/出力を各1系統搭載する。
■徹底的に強化&クリーン化した電源部
PMA-SX1は、その出力から考えると非常に大きい電源トランスを搭載している。出力段用と電圧増幅段用には、試作を繰り返して吟味された低倍率箔使用の高音質デノン・カスタムブロック型コンデンサーを採用。トランスの専用巻線から独立電源として供給され、アンプ回路の要求する汚れのないクリーンな電流を十分に流せる強力な電源回路を構成している。
電源トランスは、PMA-SXと同様の砂型アルミ鋳物のケースに特殊樹脂を充填して、電源トランスから発生する振動を排除。また、入念な磁気シールドによって、漏洩磁束に起因する筐体内のノイズを抑制し、クリーンな電源供給を行う。余裕を持って均一に巻かれた極太の巻線をもつトランスは、クリアで力強いサウンドを生み出すという。なお、この電源トランス、PMA-SXより重量が増している。
MC入力端子には、High/Lowの入力インピーダンス切り替えも装備。中〜高インピーダンスのカートリッジの他に、海外ハイエンドブランドのカートリッジに代表される2〜10Ω程度の低インピーダンスカートリッジにも最適な入力インピーダンスで対応する。
米田氏はPMA-SX1でMC入力を搭載した背景にも言及。「デノンのMC型カートリッジ『DL-103』は登場から50年を経て未だに現行製品です。およそオーディオ機器では類を見ないロングランモデルで、未だに多くのアナログファンに使っていただいています。インピーダンス切り替えについては、『High』ポジションはDL-103専用というくらいの意気込みで音質をまとめています。アナログブームとも言われていますが、音源がある以上はそれを楽しむ環境を整えていくのが我々の使命なのです」(米田氏)。
■インバーテッドΣバランス回路はデノンのお家芸
全段バランス回路を採用したPMA-SX1だが、フォノ入力をはじめ当然アンバランス入力も扱うことになる。本機ではバランス、アンバランスどちらの入力信号も変換回路を用いずに、ダイレクトにバランス構成の電圧増幅段に入力するバランスダイレクト設計を採用。インバーテッドΣバランス回路によってバランス化を行うことで、低歪み率、高S/Nを実現し、バランスアンプでありながらシンプルな信号経路を可能とした。米田氏は「POA-3000RG」から採用されているこのインバーテッドΣバランス回路を「デノンのお家芸とも言える技術」と表現していた。
■新たにバランス入力の極性切り替えスイッチを搭載
加えてバランス入力については、新たに極性切り替えスイッチを搭載。国産製品に多い3番HOT、輸入製品に多い2番HOTにもリアパネルのスイッチを切り替えるだけで対応できる。この点について米田氏は「なるべく変換を避けるという観点からすると痛し痒しですが、国産モデルでも3番HOTをとっているメーカーが減っている現状を鑑みて、極性切り替えを搭載しました」と胸中を明かしていた。
また、フロントスピーカーの共用など、ホームシアターシステムとの併用に便利なゲイン固定入力「EXT.PRE」入力端子を装備。AVアンプなどプリアウト出力と接続して使用できる。その他、REC入力/出力を各1系統搭載する。
■徹底的に強化&クリーン化した電源部
PMA-SX1は、その出力から考えると非常に大きい電源トランスを搭載している。出力段用と電圧増幅段用には、試作を繰り返して吟味された低倍率箔使用の高音質デノン・カスタムブロック型コンデンサーを採用。トランスの専用巻線から独立電源として供給され、アンプ回路の要求する汚れのないクリーンな電流を十分に流せる強力な電源回路を構成している。
電源トランスは、PMA-SXと同様の砂型アルミ鋳物のケースに特殊樹脂を充填して、電源トランスから発生する振動を排除。また、入念な磁気シールドによって、漏洩磁束に起因する筐体内のノイズを抑制し、クリーンな電源供給を行う。余裕を持って均一に巻かれた極太の巻線をもつトランスは、クリアで力強いサウンドを生み出すという。なお、この電源トランス、PMA-SXより重量が増している。
関連リンク