4月8日から4Kトライアル開始
ひかりTV、4K配信商用サービスを10月開始 − 犬用chやディズニーゲームなど今後の方針説明も
さらに、スマートフォン/タブレットへの映像配信についても、現在はVODでのみの対応となっているところを、新たに放送サービスにも対応させる予定であると説明。今年度の第2四半期までに対応予定だという。また、板東氏は「マルチデバイスについては、今後出てくるであろうウェアラブル端末も含めて進めていきたい」とも言葉を添えた。
なお、放送サービスのインターネット経由での配信ではユニキャストを想定。キャリアフリー対応STBを新たに提供する。対応するチャンネルや配信時のビットレートは現在検討中で、「環境によって配信速度等もいくつか用意していくべきかと考えている」(板東氏)とのことだった。
こうした点について板東氏は「これらが実現すれば、飛行機のなかの通信環境がない場合以外は、いつでもどこでもひかりTVのサービスを使えるようになる」とコメント。「できるだけ早くこういった形を実現していきたい」と意欲を見せた。
■スマートTV戦略をさらに推進 − 音楽配信は1年で楽曲数6倍以上に
説明会では、スマートTV戦略を今後さらに推し進めていくと発表。前述の4K配信に代表されるコンテンツの高度化を行う一方で、ゲームや音楽などサービス/コンテンツの多様化も進め、さらにマルチネットワーク、マルチデバイス対応と、複合的にサービスを進化させていくと説明した。
コンテンツの高度化については、4Kに加え、通常チャンネルのハイビジョン化を進めると説明。見放題パックに含まれるベーシックチャンネル全43chを5月1日までにハイビジョン化し、プレミアムチャンネルを含めた全チャンネルのHD化率が業界最大級の93%となることなどを明かした。
そしてコンテンツの多様化については、音楽サービス「ひかりTVミュージック」の拡充を宣言。2014年3月末で約150万曲である楽曲数を、2015年3月末までには現在の6倍以上となる約1,000万曲にまで拡充させるとした。