DLNA&USBで192/24再生対応
【レビュー】「手軽にハイレゾ」が新しい全部入りコンポ、パナソニック「SC-PMX9」
■USB/DLNA経由のハイレゾ再生やBluetooth、CD再生まで幅広く対応
センターユニットの天面にはLightningコネクター仕様のiPhoneドックを装備する。iPhone 4など旧30ピンドック端子搭載のiOSデバイスも、フロントパネルのUSB端子につないでデジタル接続できる。ほかにもiOSデバイスとの連携は、AirPlayによるワイヤレス再生もサポートする。
「SC-PMX9」の最大の特徴のひとつが、繰り返しとなるがハイレゾ再生の機能だ。USBメモリーに保存した最大192kHz/24bitのFLACファイルやMP3ファイルが再生できるほか、DLNAネットワーク経由ではこれに192kHz/24bitのWAVファイル再生も加わる。なおDLNA経由、USBメモリーともにギャップレス再生には対応していない。
DLNA再生時にはiOS/Android対応のオリジナル音楽再生アプリ「Panasonic Music Streaming」により、スマートフォンに保存した音楽ファイルの再生や、NASなどDLNAサーバーに保存した音楽ファイルの再生がアプリでリモートコントロールできる。
ワイヤレス再生はBluetoothにも対応。独自の「Bluetooth リ.マスター」では、Bluetooth伝送時の信号圧縮で失われた高域情報を演算補正しながら、ハイクオリティな音楽再生を実現している。
センターユニットにはトレイローディング方式のCDドライブや、FM/AMラジオチューナーも搭載。トラディショナルなオーディオソースから、最新の192/24対応ネットワークオーディオ再生まで幅広い音楽再生を網羅した仕様だ。
■ハイレゾ対応のスピーカーがセット
スピーカーはコンパクトなブックシェルフ型スピーカーシステムがセットとなる。仕上げはピアノブラック。
形式は3ウェイのバスレフ型で、ハイレゾ音源の超高域再生に対応するために、12mmのピエゾ型「スーパーソニックトゥイーター」を搭載したことが大きな特徴。繊細できめ細やかな高域再生を可能にする。
これに19mmドーム型トゥイーターと、音圧が大きく応答性能に優れる竹炭材を振動板に使った偏肉成形の14cmPPコーンウーファーを合わせて搭載。低音は豊かで自然な響きを特徴とした。インピーダンスは3Ω。ハイクラスなスピーカーケーブルにも交換できるよう、高品位なスピーカー端子が採用されている。
バッフル面はフラットに成形して、周波数特性の乱れを低減させる。