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■利便性がさらに向上!最新ファームアップ後のEAH-AZ70Wを使いこなす
まずは、最新ファームウェアアップデートでカスタマイズが可能となった「タッチセンサー設定」から試してみよう。EAH-AZ70Wはイヤホン左右ともにタッチセンサーを搭載しているが、そもそも完全ワイヤレスイヤホンのタッチ操作(ボタン操作)を、普段あまり活用していない人も多いのではないだろうか。
再生/停止くらいならボタン1回押しで単純明快だが、曲送り/戻しや、音量操作、外音取り込みなど一歩踏み込むと、機種毎に異なる操作を説明書で確認して覚える必要があるし、操作ミスがあるとストレスにもなる。タッチ操作を活用しなかった方の理由の一つとして、こういったことから早々に活用を諦めてしまうといったケースも多かっただろうと思う。
そんなユーザーの声に応えるかのように、EAH-AZ70Wでは今回のアップデートで、タッチ操作がフルカスタマイズ可能になる。具体的には、イヤホン右・左の、シングルタップ・ダブルタップ・トリプルタップに対して、「再生/停止」「曲戻し」「曲送り」「音量:小」「音量:大」「外音コントロール切り替え」「ノイズキャンセル」「アンビエント(外音取り込み)」「外音コントロールオフ」「機能なし」といった操作コマンドを自由に割り当てられる。ちなみに、長押しは「音声アシスタント」「外音コントロールのモード切り替え」を設定できる(電話時の操作もカスタマイズできるが、割愛する)。
早速、専用アプリ「Technics Audio Connect」を活用して、操作をカスタマイズ。筆者は、イヤホン左側のシングルタップを「外音コントロール切り替え」、ダブルタップを「音量:小」、トリプルタップを「音量:大」、右側のシングルタップを「再生/停止」、ダブルタップを「曲送り」、トリプルタップを「曲戻し」、長押しは左右とも「外音コントロール切り替え」に設定した。
この設定の個人的なポイントとして、イヤホン左で音量系、イヤホン右で音楽再生系のデフォルト設定は馴染むのだが、ノイズキャンセルとアンビエント(外音取り込み)の切り替え方法をよく間違えたので、いっそのこと筆者が試す操作全てに重複して割り当てたという形。このようにして、自分のクセに合わせて全て操作性を決められるというのは、とても合理的な解決策だ。
■通話性能も向上してテレワーク用にも大活躍
先述したとおり、EAH-AZ70Wは昨年4月の発売だった。発売時のレビュー記事の取材は昨年2月に実施していたので影響はなかったのだが、あれから約一年の間でニューノーマルと呼ばれる時代が到来。ノイズキャンセリング機能の典型的な利用シーンである電車による通勤・通学の機会は減り、筆者自身もテレワークで仕事をする機会が増えた。
だが、そんな一年を通してみてもEAH-AZ70Wの活躍シーンは多かった。それはEAH-AZ70Wの製品コンセプトに、 “ミュージック” と共に “コミュニケーション” が掲げられていて、“ノイズキャンセル” もニューノーマルなテレワーク環境でも有効に機能し始めているのだ。
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