SB550 + DENON HOME 150のサラウンドセットが凄い
キリンジからインド映画までイケる懐の広さ。デノンサウンドバー「SB550」を編集部員が購入した理由とは?
HDMIケーブル1本で接続する手軽さながら、テレビのサウンドを劇的にアップグレードできるサウンドバー。各メーカーそれぞれに魅力的な製品をラインナップしているが、その中でも「音の良さ」で注目を集めるのが、日本が誇る老舗・デノンだ。
何を隠そう、記者もデノンのサウンドバー「DENON HOME SOUND BAR 550」を購入した者のひとり。数ある中からなぜ本製品を選んだのかを解説しつつ、実際のサウンドについてもレポートしたい。
■デノンのサウンドバー「SB550」を購入した3つの理由
「DENON HOME SOUND BAR 550」(以下:SB550)は、2021年4月に発売されたデノンのプレミアムサウンドバー。決して最新型ではないが、4K/Dolby Atmos対応と現在のAVシーンにおける必須要素を満たしつつ、音に影響するアコースティック構造にも存分にこだわった、押しも押されぬデノンサウンドバーのフラグシップ機だ。
実のところ、記者はSB550を買っている。ちょうど発売時期に実家の両親から「サウンドバーを買おうと思うんだけど……」と相談を持ちかけられたのだが、両親の結婚記念日が近かったこともあり、ならばと本機をプレゼントしたのだ。
サウンドバーも数あるなか、SB550を選んだ理由は大きく3つある。まず1つ目にして最大のポイントが「音が良い」こと。そもそもデノンはHi-FiオーディオからAVアンプまで手がけるサウンドマスター・山内慎一氏が音決めしたサウンドバー「DHT-S216」で、「音の良いサウンドバーといったらデノン」という立ち位置を市場に確立したメーカー。SB550も当然その系譜に連なる製品である。
例えばアコースティック面では、均一に振動するため歪みが少ないという真円型ドライバーを搭載したり、このために新規設計した大容量の電源回路を搭載したりと、老舗オーディオメーカーとしての技術・ノウハウがふんだんに盛り込まれている。
音決めはもちろん山内氏が担当。DHT-S216でサウンドバーの知見を培ったこともあってか、当時メディア向け内覧会で試聴して「サウンドバーでここまでデノンサウンドを実現できるのか」と驚いたことを覚えている。
2つ目が「横幅650mmとコンパクトサイズなワンボディ型」であること。オーディオ的には物量=音質な面があるが、リビング空間においては音だけでなく使い勝手の良さも大事な要素だ。実際、横幅650mmというのは両端を持って抱えられるくらいのサイズ感で、良い意味で存在感が薄く、またテレビボードを掃除する時にも動かしやすい。
そして3つ目が「HEOSでの汎用性・拡張性」である。今でこそデノンサウンドバーはエントリー機「DHT-S217」、ミドルクラス機「DHT-S517」もあわせ全価格帯で4K/Dolby Atmos対応機をラインナップしているが、それらとSB550の大きな違いのひとつが、ネットワークオーディオシステム「HEOS」を搭載していることだ。
HEOSを使えば、専用のスマホアプリからAmazon MusicやSpotifyといった音楽ストリーミングサービスをWi-Fi経由で再生することができる。もちろんBluetoothでスマホと接続することもできるが、音質的にはWi-Fiの方が良い。簡単に言えば、SB550は映像コンテンツを見るだけでなく、ミニコンポとしても使うことができる。
また、個人的にも特に「良いな」と感じたのが、HEOSから同じ “DENON HOMEシリーズ” のスマートスピーカー製品を連携させることで、ワイヤレスで4.0.2chのリアルサラウンドシステムを構築できること。
音質だけでいうならAVアンプ+単体スピーカーのシステムが最高なのは言うまでもないが、部屋中にスピーカーを置いてケーブルで繋いで……となると、部屋の動線確保や掃除などが大変で、リビングに組むのはいささか現実的ではない。しかしサウンドバー+スピーカー2台のワイヤレスシステムなら、生活に影響を及ぼさない範囲でサラウンドを実現できる、実に “ちょうど良い塩梅” なのだ。
何を隠そう、記者もデノンのサウンドバー「DENON HOME SOUND BAR 550」を購入した者のひとり。数ある中からなぜ本製品を選んだのかを解説しつつ、実際のサウンドについてもレポートしたい。
■デノンのサウンドバー「SB550」を購入した3つの理由
「DENON HOME SOUND BAR 550」(以下:SB550)は、2021年4月に発売されたデノンのプレミアムサウンドバー。決して最新型ではないが、4K/Dolby Atmos対応と現在のAVシーンにおける必須要素を満たしつつ、音に影響するアコースティック構造にも存分にこだわった、押しも押されぬデノンサウンドバーのフラグシップ機だ。
実のところ、記者はSB550を買っている。ちょうど発売時期に実家の両親から「サウンドバーを買おうと思うんだけど……」と相談を持ちかけられたのだが、両親の結婚記念日が近かったこともあり、ならばと本機をプレゼントしたのだ。
サウンドバーも数あるなか、SB550を選んだ理由は大きく3つある。まず1つ目にして最大のポイントが「音が良い」こと。そもそもデノンはHi-FiオーディオからAVアンプまで手がけるサウンドマスター・山内慎一氏が音決めしたサウンドバー「DHT-S216」で、「音の良いサウンドバーといったらデノン」という立ち位置を市場に確立したメーカー。SB550も当然その系譜に連なる製品である。
例えばアコースティック面では、均一に振動するため歪みが少ないという真円型ドライバーを搭載したり、このために新規設計した大容量の電源回路を搭載したりと、老舗オーディオメーカーとしての技術・ノウハウがふんだんに盛り込まれている。
音決めはもちろん山内氏が担当。DHT-S216でサウンドバーの知見を培ったこともあってか、当時メディア向け内覧会で試聴して「サウンドバーでここまでデノンサウンドを実現できるのか」と驚いたことを覚えている。
2つ目が「横幅650mmとコンパクトサイズなワンボディ型」であること。オーディオ的には物量=音質な面があるが、リビング空間においては音だけでなく使い勝手の良さも大事な要素だ。実際、横幅650mmというのは両端を持って抱えられるくらいのサイズ感で、良い意味で存在感が薄く、またテレビボードを掃除する時にも動かしやすい。
そして3つ目が「HEOSでの汎用性・拡張性」である。今でこそデノンサウンドバーはエントリー機「DHT-S217」、ミドルクラス機「DHT-S517」もあわせ全価格帯で4K/Dolby Atmos対応機をラインナップしているが、それらとSB550の大きな違いのひとつが、ネットワークオーディオシステム「HEOS」を搭載していることだ。
HEOSを使えば、専用のスマホアプリからAmazon MusicやSpotifyといった音楽ストリーミングサービスをWi-Fi経由で再生することができる。もちろんBluetoothでスマホと接続することもできるが、音質的にはWi-Fiの方が良い。簡単に言えば、SB550は映像コンテンツを見るだけでなく、ミニコンポとしても使うことができる。
また、個人的にも特に「良いな」と感じたのが、HEOSから同じ “DENON HOMEシリーズ” のスマートスピーカー製品を連携させることで、ワイヤレスで4.0.2chのリアルサラウンドシステムを構築できること。
音質だけでいうならAVアンプ+単体スピーカーのシステムが最高なのは言うまでもないが、部屋中にスピーカーを置いてケーブルで繋いで……となると、部屋の動線確保や掃除などが大変で、リビングに組むのはいささか現実的ではない。しかしサウンドバー+スピーカー2台のワイヤレスシステムなら、生活に影響を及ぼさない範囲でサラウンドを実現できる、実に “ちょうど良い塩梅” なのだ。