<山本敦のAV進化論 第86回>
Xperiaに新シリーズ「X」登場。企画者・開発者に聞く「Xperia 第3章」のすべて
■Xperiaに新シリーズ「X」誕生。開発担当者を直撃!
今年もスペイン・バルセロナで、モバイル関連では世界最大級の展示会「Mobile World Congress」が開催された。モバイルに関わるデジタル通信関連の技術は常に最先端を走り、一か所に長くとどまることなく急流のように流れていく。
近年はMWCのメイントピックが目まぐるしく移ろい変わっている。ただ一つ変わらないのは、イベントを華やかに盛り上げてくれる主人公はやっぱりスマホであったり、話題のVRヘッドセットといったコンシューマーデバイスであるということだ。
中でもソニーモバイルのXperiaシリーズは、ひときわ注目度の高い商品としてヨーロッパの展示会で注目を浴びる機種だ。
今回も新しいXperiaのスマートフォンが出るのか、そしてそれは最高峰の「Zシリーズ」なのか。イベントが始まる前からウワサを含めて色んな情報が飛び交ったものだが、ふたを開けてみると、スマートフォンは新シリーズの「X」が誕生した。
スマホだけではない。Xperiaのコンパニオンプロダクト構想が発表され、その第1弾モデルとなるアプリと連携するソニー独自の音声認識技術を搭載するBluetoothヘッドセット「Xperia Ear」がデビューした。
今回はMWCの会場にてXperia Xシリーズの開発担当者を直撃し、新しいXシリーズとはどんな製品なのか、日本で発売が予定されている最上位機種の「Xperia X Performance」を中心に詳細を聞くことができたので報告しよう。
まずは新しいスマホだけでなく、コンパニオンプロダクトを含む今後のXperiaシリーズの戦略に関するグランドデザインについて、ソニーモバイルコミュニケーションズの商品企画 統括部長である伊藤博史氏が日本の記者を集めて行ったグループ会見でのコメントを交えて紹介していきたい。
■Xシリーズの登場は「Xperia 第3章」のはじまり
まず最初に、伊藤氏のコメントから今後のXperiaシリーズが向かう方向を紹介したいと思う。伊藤氏は会見の中で、今回のスマートフォン「Xperia X」と、試作機を含めたXperiaのコンパニオンプロダクトの発表が、Xperiaシリーズにとって「“第3章”の始まり」であることを繰り返し強調している。
「Xperiaは人々のコミュニケーションをより豊かなものに変えていくスマートフォンであるべきと考えています。シリーズにとって第1章の幕開けは、2010年に発売した初めてのAndroidを搭載したXperiaである『X10』でした。そして“One Sony”のコーポレートポリシーを推進しながら、ソニーが持てる先端技術をすべて惜しみなく詰め込んだ『Zシリーズ』が生まれたことで第2章の幕が上がり、それは今日まで続いてきました。新しく始まる第3章として掲げるキーワードは『インテリジェンス』です」(伊藤氏)
今年もスペイン・バルセロナで、モバイル関連では世界最大級の展示会「Mobile World Congress」が開催された。モバイルに関わるデジタル通信関連の技術は常に最先端を走り、一か所に長くとどまることなく急流のように流れていく。
近年はMWCのメイントピックが目まぐるしく移ろい変わっている。ただ一つ変わらないのは、イベントを華やかに盛り上げてくれる主人公はやっぱりスマホであったり、話題のVRヘッドセットといったコンシューマーデバイスであるということだ。
中でもソニーモバイルのXperiaシリーズは、ひときわ注目度の高い商品としてヨーロッパの展示会で注目を浴びる機種だ。
今回も新しいXperiaのスマートフォンが出るのか、そしてそれは最高峰の「Zシリーズ」なのか。イベントが始まる前からウワサを含めて色んな情報が飛び交ったものだが、ふたを開けてみると、スマートフォンは新シリーズの「X」が誕生した。
スマホだけではない。Xperiaのコンパニオンプロダクト構想が発表され、その第1弾モデルとなるアプリと連携するソニー独自の音声認識技術を搭載するBluetoothヘッドセット「Xperia Ear」がデビューした。
今回はMWCの会場にてXperia Xシリーズの開発担当者を直撃し、新しいXシリーズとはどんな製品なのか、日本で発売が予定されている最上位機種の「Xperia X Performance」を中心に詳細を聞くことができたので報告しよう。
まずは新しいスマホだけでなく、コンパニオンプロダクトを含む今後のXperiaシリーズの戦略に関するグランドデザインについて、ソニーモバイルコミュニケーションズの商品企画 統括部長である伊藤博史氏が日本の記者を集めて行ったグループ会見でのコメントを交えて紹介していきたい。
■Xシリーズの登場は「Xperia 第3章」のはじまり
まず最初に、伊藤氏のコメントから今後のXperiaシリーズが向かう方向を紹介したいと思う。伊藤氏は会見の中で、今回のスマートフォン「Xperia X」と、試作機を含めたXperiaのコンパニオンプロダクトの発表が、Xperiaシリーズにとって「“第3章”の始まり」であることを繰り返し強調している。
「Xperiaは人々のコミュニケーションをより豊かなものに変えていくスマートフォンであるべきと考えています。シリーズにとって第1章の幕開けは、2010年に発売した初めてのAndroidを搭載したXperiaである『X10』でした。そして“One Sony”のコーポレートポリシーを推進しながら、ソニーが持てる先端技術をすべて惜しみなく詰め込んだ『Zシリーズ』が生まれたことで第2章の幕が上がり、それは今日まで続いてきました。新しく始まる第3章として掲げるキーワードは『インテリジェンス』です」(伊藤氏)