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各社が新型STBや新サービスを展示

CATVにも4K・8Kの胎動 − ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショーが開幕

公開日 2013/07/30 17:34 ファイル・ウェブ編集部
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ケーブルテレビ関連メーカーが集う展示会「ケーブル技術ショー2013」と「ケーブルコンベンション2013」が開幕した。本稿では4K対応STBなど一般ユーザーに関係ある技術展示を中心にレポートする。


■ケーブルテレビにも4K・8Kの胎動

会場に入るとまず来場者を出迎えるのが、テーマゾーンと名付けられたコーナー。ここではNHKやKDDIが8K4Kのスーパーハイビジョンや4K上映デモなどを行っている。

NHKは、85型の液晶ディスプレイでスーパーハイビジョン映像を上映。特製のSTBなど実際にCATV用のシステムを使用して8K映像を上映している。

8K対応STB

8K上映デモ

また、今年2月に山梨で日本ネットワークサービス(甲府CATV)の協力の下に実施設での伝送実験を行ったこともパネル展示で紹介。既存のCATV網で8K映像伝送に成功したことを紹介している。

実際のCATV施設での伝送に成功

KDDIは、放送波3チャンネルの帯域で8K・4K・フルHD映像の同時伝送に成功したことなどを紹介。解像度の差分情報を用いて圧縮する階層符号化方式によって、3つの映像をまとめて圧縮して伝送することに成功した内容を、デモ上映を交えて紹介している。

8K・4K・フルHD映像の同時伝送/上映デモ

また、CATVにおける4K映像伝送技術として、H.265/HEVCの紹介デモも実施。HEVCで圧縮した映像のデモ上映も行っている。

HEVCでの4Kデモ

そして、上記テーマゾーン以外でも4K対応製品の展示が登場。「まだ具体的なことはほとんど未定だが技術開発を進めているということを示すためのもの」として4K対応STBを参考展示していたほか、HUMAXも4K対応STBを参考展示。現在は4K2K/30pまでの対応だが将来的に60pにも対応するほか、HDMI 2.0やUSB 3.0をサポートする予定であることなどを紹介していた。

HUMAXの4K対応STB

パイオニアの4K STBデモ。外見なども仮のもの

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