各社が新型STBや新サービスを展示
CATVにも4K・8Kの胎動 − ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショーが開幕
■AndroidやHTML5でテレビを制御「ハイブリッドBOX」
4Kや8Kへの対応よりも近い未来の話として各社から様々な展示がみられるテーマが、次世代STB「ハイブリッドBox」。日本ケーブルラボが策定したJLabs-SPEC 023拡張APIによってAndroidアプリやHTML5アプリに対応するSTBで、これによって例えばスマホのAndroidアプリからSTBのテレビ機能を操作したり、スマホ/タブレットをセカンドスクリーンとして利用するなどといったことができるようになる。
日本ケーブルラボは、アプリをインストールしたスマホを通しての音声認識によるチャンネル操作と、モーションセンサーを用いてのジェスチャー操作デモも実施。次世代STBによってこうした機能も利用可能になるということを紹介していた。
なお、次世代STBではDAE APIに対応。同APIでCATV事業者がアプリケーションを自由に開発できるようになり、例えばEPGなども独自のものを用意できるようになったり、加入者向けの独自サービスを展開しやすくなるといったメリットがある。
KDDIの「Smart TV Box」もハイブリッドBOXのひとつで、同社ではVODサービス「milplus(みるプラス)」への対応(関連ニュース)などをデモ。
パイオニアは、すでに展開中のSTB「BD-V302J」をアップデートによってハイブリッドBOXとして利用可能にする予定であることを参考展示。HDD内蔵型モデルのアイディアも参考展示していた。
また、HUMAXも次世代STBとして「WA-7000」をデモ。同社も「WA-8000」と名付けたHDD内蔵モデルを参考出品するなどしていた。
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