各社が新型STBや新サービスを展示
CATVにも4K・8Kの胎動 − ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショーが開幕
■パナソニックは新型STBや新サービスなど参考出展多数 − 日本アンテナは新ブランドからスピーカーなど
エンドユーザー向けの機器やサービスで参考展示を多く行っていたのはパナソニック。BD/HDD内蔵STBの新モデルとして、新たにトリプルチューナー搭載機を発売予定であることも明かした。
同製品はトリプルチューナーを搭載するほか、新たにUSB-HDDへの録画にも対応。内蔵HDD容量も従来機の500GBから1TBへと増強したほか、さらにDLNA「お部屋ジャンプリンク」でも新たに同時2配信へ対応するなど進化させている。11月頃の発売を予定しているという。
また、放送転送機能搭載かつWi-Fi対応のケーブルモデム「TZ-CMP01M」の紹介では、「ニコニコ実況」に対応させるというデモも参考展示。タブレット上で再生している放送コンテンツ上に、ニコニコ実況に書き込まれるコメントをオーバーレイで表示させるというデモを行っていた。将来的には、同社のSTB用に提供されているiOS向け視聴アプリ「DiXiM CATV Player」に同機能を実装できるようにしたいという。
加えて、音声認識による新UIも参考展示。リモコンアプリをインストールしたタブレットに向かって話しかけると、アバターキャラがその命令に従ってチャンネルを変えたり現在時刻を教えてくれるというもので、「Siriをどう思う?」などのような雑談にも対応していた。
日本アンテナは、CATV事業者向けの展示の一角に新ブランド「INE(アイネ)」からの各製品も展示。スマートフォンなどネットワーク関連機器のブランドで、Bluetooth対応小型スピーカー「iCube」、microSDカードやUSBメモリー内の音楽データのプレーヤー機能も備える小型スピーカー「SPMU012」、各種MHLケーブルなどといった製品を取り揃えており、会場では製品のデモを行っていた。